投資初心者のおすすめの投資本を投資のプロが解説

投資初心者におすすめの投資本のポイントを投資のプロが解説!

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こんにちは。お金の達人チャンネルのアキです。

このサイトは、貧乏な母子家庭に育ちながら、ビジネスと投資で成功し、超富裕層と呼ばれる水準まで資産を築くことに成功した私が、これまでに実践してきた節約、仕事、投資に関する様々な知識を発信しています。

さて、今回の特集は「初心者におすすめの投資本を投資家が解説!」というテーマでお話ししてきたいと思います。

投資初心者から多い問い合わせの1位が「おすすめの本を教えてください!」

私はtiktokやYoutubeに動画を投稿しているのですが、そこでDMいただいたり、たくさんコメントいただく中で多いのが「投資初心者です。やり方を教えてください!おすすめの本を教えてください」というものです。今回はそのご要望にお応えして、この記事を作っています。

投資初心者の方に興味を持っていただくため、投資に関する細かい技術ではなく、投資で勝ち続けるための考え方を中心にご紹介しています。また今回取り上げた書籍の内容が短期投資に特化しているので、この特集も短期投資の解説になっています。

投資上級者の方や細かい技術を知りたい方、長期投資を考えている方向けではないので、そこはご了承ください。

長期投資したい方には「史上最強の投資家バフェットの教訓」という本がおすすめです。細かい技術を知りたい方は、私の愛読書である2002年刊行の「デイトレード」という名著をおすすめします。あと決算書は絶対読めたほうが良いので「会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方」という書籍もおすすめです。興味がある方は、是非チェックしてみてください。

前置きが長くなってしまってすいません。さて今回ご紹介するのは「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」という2018年12月刊行の書籍です。

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学・書影

著者はcisさんという投資界隈ではすごく有名な方なのですが、ご存知ない方のために簡単にご紹介しておきます。

cisさんは個人トレーダーで、2000年、21歳の時に300万円で投資をスタートし、2018年12月時点で総資産額は230億円という多分日本国内トップクラスの個人トレーダーです。何とこのcisさん、笑っていいともに出演されたこともあります。

私の知る限りcisさんを超える個人投資家は、B.N.F.さんという伝説のトレーダー位だと思います。
ちなみにB.N.F.さんは160万円から投資をスタートし、ジェイコムの誤発注事件で20憶もの利益をあげ、一躍有名になりました。現在は投資の表舞台から消えていますが、29歳で秋葉原のビルを190億で購入し、転売で100億以上利益を上げているので、少なくとも290億以上の資産を持っているはずです。

著者のcisさんは日本トップクラスのトレーダーということを、知っておいていただければと思います。

では本書の内容に入っていきます。紹介するのは私が投資する上で役に立つと感じた内容に厳選しています。今回の要約を聞いて興味を持った方はAmazonで購入するか、図書館で借りるかして実際に読んでみてください。

初心者におすすめの投資本の要約その1 投資効率はお金を持っているほうが下がる

まずはじめにの部分から。ここに重要な言葉がたくさん書かれています。

僕の手法は主にデイトレードで、長期投資はほぼしていない。社会的観点からの投資はせず、純粋な勝負としてやってきた。

この言葉でcisさんの投資哲学がわかります。cisさんは投資をゲームとして捉えているんですね。

一般に投資はお金を持っている人が有利と思われがちだが、むしろ逆で、投資効率はお金を持っているほうが下がる。資産総額が1,500万円以下ならば、それを数倍にするチャンスは無数に転がっている。

これは本当にその通りだと思います。私も100万円を2年で2,000万にしましたが、資産が億を超えてからその効率は明らかに落ちています。お金があまりないからといって、諦める必要は一切ありません。これはとても勇気づけられますよね。

株の勝ち方について書かれた本は基本的には役に立たない。活字になって多くの人の目に触れた瞬間に、その手法は優位性を失ってしまう。

これはすごく重要な言葉で、投資以外でも同じことが言えます。手法というものは常に研究されていくので、今最高と言われる手法でも明日には陳腐化してしまう可能性があります。投資するのであれば、常に勉強する姿勢が必要です。

勉強する姿勢・イメージ画像

初心者におすすめの投資本の要約その2 上がり続けるものは上がり、下がり続けるものは下がる

次は1章です。1章はこの言葉が全てだと思います。

投資家や投資を始める人に「何かアドバイスください」と言われたとき、僕は「上がり続けるものは上がり、下がり続けるものは下がる」とだけ言うことが多い。

これはいわゆる順張りという投資手法です。私も逆張りと順張り、どちらも試しましたが、やっぱり順張りのほうが効率は良いと思っています。上がっている株を買う。その株が下がったら売るというのが投資の基本です。マーケットに逆らってはいけません

同じことで「押し目買い」は避ける

押し目買いというのは下がった時に買うことを言います。これは順張りではなく、逆張りになるのでやってはいけないとcisさんは言っています。投資したということは、自分が上がると思ったということですから、その銘柄が下がるとさらに買いたくなるものですが、それがダメだとcisさんは警鐘を鳴らしています。押し目買いは多くの人が陥る相場の罠ですので、心に留めておくと良いと思います。

上昇局面での利確は勝つための手法として間違っている

これもすごく重要な格言です。利益が出ると人はすぐに利益確定したくなるものですが、それもダメだと。どこまで上がるのかなんてわからないのだから、上がっている間は売るなというのがcisさんのアドバイスです。これが本当に難しいのですが、実際相場で長く取引していると、その通りだと思わされる場面が必ずきます。

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重要なのは損をしないことではなく、大きな損をしないこと。大ケガだけはしないようにする、という方針で僕は今の資産を築いた

これもとても重要なメッセージです。多くの投資家は、コツコツと利益を積み上げ、ドカンと大きな損失を出し、相場から退場していきます。そうならないためには、自分の予想が外れたら迅速に損切りすること。失敗から逃げてはいけないと説いています。これができるようになれば、もう初心者からは卒業です

感覚値だけれど、年に3%以上の利回りを保証するものは、巧妙にリスクが見えにくいスキームになっているか、詐欺かのどちらかだと思ったほうがいい。

これも是非みなさんに知っておいていただきたいですリスクのない投資は世界に存在しません。元本保証で10%とか、9割以上確実に勝てるとか、甘い言葉で勧誘されたらほぼ確実に詐欺です。上手い話しに騙されないようにしましょう

これで1章はおしまいです。1章でもうお腹一杯ですよね。2章以降はエッセンスをかいつまんで紹介するので、もう少しだけお付き合いください。

初心者におすすめの投資本の要約その3 本で読んでいても相場は勝てない

2章に関しては先ほどもお話しした、ジェイコム株誤発注事件の詳細が語られています。B.N.F.さんさんが20億利益を出したことで有名ですが、cisさんもこの取引で6億円利益を出しています

この2人がすごいのは誤発注にいち早く気付き、そこで全力で買いを入れたこと。ちなみにcisさんが注文の異常に気付き、誤発注であることを調べ、確信、注文するまでの時間は何と約20秒。ここから全力でかたっぱしから注文を入れています。

チャンスと見るや素早く行動する姿勢は、投資家として見習うべきでしょう。あと

本を読んでいても相場では勝てない

と書いてあります。これも本当にその通りで最後は実践してみる他ありません。生きたお金で生きた取引をする。これ以上の学びはないと思います。

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初心者におすすめの投資本の要約その4 株価こそが答え

次は第3章です。第3章はcisさんが負け続けた時の事が書かれています。その中で印象的な言葉は

割安だという判断が主観に過ぎないのに、そこに気付いていなかった

という一言です。「企業の価値を株価が正しく反映していないと考えるより、株価こそが答えであり、世の中の総意としての適正」というのがcisさんの結論です。割安とか割高というのは、個人の主観に過ぎないということですね。これは本当にその通りだと思います。

私も主観で取引し、1億以上損を出したことがあります。その詳細は別の動画で解説しています。概要欄にURLを貼っておくので、興味がある方は是非チェックしてみてください。

ではどんどんいきます。

初心者におすすめの投資本の要約その5 不動産投資は全然儲からず

4章はcisさん自身について書かれています。印象に残ったのは

不動産投資は全然儲からず、罰ゲームのようだった。

という一言です。cisさんの投資では利回りが1%も出なかったようです。私も経験がありますが、不動産は投資先選びがすごく難しいですね。私は運よく20%強の売却益が出ましたが、1%だとしたらcisさん同様、罰ゲームだと思ったことでしょう。

あと会社を作って、投資を教えたそうですが、全く人が育たなかった話が書かれています。このことから、超一流の投資家=優れた起業家ではないということがわかります。起業家として大成功されたZOZOの前澤さんが、2020年9月7日、株で44億円の損失を出し、反省のツイートをされていたことを考えると、超一流の起業家=優れた投資家ではないということもわかります。

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初心者におすすめの投資本の要約その6 キーボードを早く叩けたことで数億の利益に

5章も引き続き、cisさんの自伝です。5章ではキーボードを早く叩けたことが数億の利益に繋がった。ゲームを通じて判断力を培った。駄菓子屋のくじを通じて、期待値の高い法則や攻略法があることを知ったことなどが書かれています。

中学でパチプロに、高校・大学でその元締めになり、2,000万円貯めた話等、とても面白い内容なのですが、投資初心者にとって役に立つ内容ではないので割愛します。

興味がある方は是非本書を手に取って、読んでみてください。

初心者におすすめの投資本の要約その7 今ある優位性に張ること

6章も引き続き自伝です。

cisさんが勝つことができるようになったきっかけは、2ちゃんねるのオフ会で会った人に、買っている銘柄を聞いことだそうです。

そこで、相場で大事なのは「今ある優位性に張ること」なんだとcisさんはひらめいたと言っています。大事なのは、オフ会に参加したことというより、自分が考え続けていたことが、ちょっとしたきっかけで明確に整理される時があるということです。

私は、多分cisさんは、オフ会に行かなくても、いつか何かのきかっけで勝つ投資家に転じていたのではないかと思います

初心者におすすめの投資本の要約その8 努力とリターンのスパイラルは存在する

最後に第7章です。7章も自伝ですが、cisさんが大勝利を収めた時のことと、損をした時のこと、そして最後にすごい名言が書かれています。

努力とリターンのスパイラル・イメージ画像

ではまず損をした時のお話です。

cisさんはリートで1日に6億損を出した時、お腹をくだして、夕食を食べられなかったそうです。またライブドアショックでも5億損を出し、2ちゃんねるに「オッス!オラ損5億!」と書き込んで、めちゃくちゃ話題になりました。

この出来事から学べるのは超一流の投資家と言えるcisさんでも予想を外し、大負けすることがあるということです。

そして最後にcisさんは、私たちに勇気を与える言葉で本書を締めくくっています。それがこの一言です。

努力とリターンのスパイラルというものは存在する。勉強すれば勝つ。勝つと気分がいいからさらに勉強する。すると、ますます上達して、さらに勝つ。

cisさんは無限に努力していれば、たいていの人は勝てるようになると言っています。そしてこれは勝負事に限らず、かなり幅広く見られる法則だと思うと。

私自身、そう思います。仕事にせよ、投資にせよ、圧倒的に努力して勝てないということはほとんどありません。今負けているとしたらそれはまだ努力が足りないということです。もう一歩努力してチャレンジしてみましょう。

今回の特集は以上です。cisさんの一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学の本の要約はいかがでしたでしょうか?少し長かったかもしれませんが、今回の特集が、投資に挑戦されている方のお役に立てば嬉しいです。

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今回の特集の内容は、Youtubeにもアップしています。良かったら動画もチェックしてみてください。

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